韓国自動車工業協会(KAMA)が28日に明らかにしたところによると、昨年の自動車輸出台数(完成車ベース)は284万7138台で、前年比7.5%増加した。このうち、ロシアやウクライナをはじめとする東欧地域への供給は44万7363台に達し、前年比50.0%の急増を遂げた。このため昨年の総輸出台数に東欧地域が占める割合は15.7%となり、前年を4.4ポイント上回った。
 これに対し西欧地域への昨年の輸出台数は54万9634台で、前年比20.2%と大幅に減少した。東欧との輸出台数差は前年には39万48台だったのが、昨年は10万2271台と急激に縮小した。

イルマ の最新ニュースまとめ

 チリ、コロンビア、ベネズエラ、ブラジルを含む中南米地域への輸出も40%を超える成長を見せている。昨年、中南米向けには前年比44.3%増の30万919台が船積された。また、アフリカと中東もそれぞれ22.4%増の17万7190台、21.1%増の32万9030台と、比較的高い成長を示している。

 一方、最大輸出市場の米国を含む北米地域への輸出は、ウォン高による価格競争力の弱化などから、前年に比べ1.9%少ない83万4907台となった。総輸出台数に占める割合も2.9ポイント下がり、29.3%となった。

 KAMA関係者は東欧地域への輸出の急成長について、豊かな地下資源を持つ東欧で原油高によるオイルマネーの流入とともに車両保有を望む中産層が増えるなか、国内完成車メーカーらが攻撃的なマーケティングを展開した成果だと説明している。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0