応援します
     『「
なにわ

                                  復活を目指して
   たまつくりくろもんしろうり
 玉造黒門越瓜


江戸時代に玉造周辺で、広く栽培されていた白瓜
海老との炊き合わせは最高
玉造黒門越瓜
  キャラクター
飴の豊下
 「なにわの伝統野菜
なにわの伝統野菜、今回は玉造黒門越瓜と服部越瓜です。「越瓜」は「しろうり」と読みます。まずは玉造黒門越瓜のお話し。 大阪城の南東にある玉造門は黒塗りの門であったことから黒門と呼ばれていました。ここには阿倍野の股ヶ池を水源とする猫間川が流れており、その両岸には桃や桑が栽培されていたそうです。桃谷も桃ヶ池(股ヶ池)もこの名残の地名です。この川に大阪で最初の石橋が架かっており、黒門橋と呼ばれていたとのこと。
玉造黒門越瓜・服部越瓜】
名物名産略記」(天保七年)の記載によると、この辺りで作られていた瓜は玉造黒門越瓜と言われていたそうです。一般には略して「くろもん」と呼ばれ、果実は太くて長くて濃緑色、八〜九条の縦縞があり、糠漬けがおいしかったことから名産となったとのこと。貞柳は「黒門といえども色はあおによし奈良漬けにして味をしろうり」と詠んでいます。この瓜には太種(ワリ)と、これより分系された細種(ホソ)の二系統があります。
食べ方としては浅漬けや糟漬けにしたものでのお茶漬(ぶぶづけ)も美味しいですが、やはり一押しはもどした干しえびと一緒に酒と出汁で煮て、水溶き葛粉でとろ味を付けた「あんかけ」が最高です


復活応援団
 「飴の豊下」 「玉造稲荷神社」 東成区民まつり
  飴の豊下では「なにわの伝統野菜」の絞り汁を飴に炊き込んだ「なにわの伝統飴野菜」を通して少しでも多くの方に知ってもらおうと採算を除外視してがんばっています。
 お求めは阿倍野の本社工場及び四天王寺、西休憩所、大阪リーガ・ロイヤルホテルなど
インターネットや通信販売でもお買い求めいただけます。
 玉造稲荷神社では境内で玉造黒門越瓜の栽培を行っている。大阪府立食とみどりの総合技術センターより森下正博先生の指導の下、3月の播種祭からはじめ7月には収穫。夏祭りには玉造黒門白瓜食味祭を催した

7月夏祭り(上方笑いの父・秋田 實奉納演芸)
写真提供:玉造稲荷神社
東成区役所では8月2日に恒例の区民祭りを開催。区民より公募のキャラクター(うりちゃん)の発表や東成区の伝統野菜コーナーでは玉造黒門越瓜のぬか漬け・ゼリーの試食ほかの豊下」による綿菓子の無料配布に多くの区民が集まった。
写真提供:難波りんご
 
関連リンク 東成区役所
飴の豊下
玉造稲荷神社
(保存会)玉造黒門越瓜出隊
「玉造黒門越瓜」の食べ方
 生食 ・お漬物・ 奈良漬
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名物名産略記


参考資料
東成区役所   
「玉造黒門越瓜」の復活をめざして