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今宮寺の三尊仏

最終更新日:2013年11月12日

指定:昭和51年7月15日   町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字上野280-1   今宮寺(天台宗)
見学:常時可

9 今宮寺の三尊仏

 三尊仏とは、中央の仏様(主尊)と左右の仏様(脇時)で一組となる仏像配置のことをいい、一尊よりも三尊一体にお願いするほうが、より効果的であるという期待もあって生まれた信仰といわれる。阿弥陀三尊、釈迦三尊、薬師三尊などたくさんの組み合わせがある。
 今宮寺の三尊仏(高さ67cm、幅65cm、厚さ20cm)は、天引石の一石に彫られた阿弥陀三尊仏である。
 中央が阿弥陀如来、向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩が浮き彫りされている。中世の阿弥陀三尊信仰の代表的な作風と見てよい。
 天引石(砂岩)は、風化に弱い。長い間、風雨にさらされていたためであろう顔はだいぶ崩れ、脇時の首・頭のあたりで上下に大きく分断され、補修が加えられている。
 現在は、堂宇の中に安置されており、甘楽町の石造物として特色のあるものの一つといってよい。

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