鏡山審判部長が白鵬バッサリ「看板があれやってどうしましょ」

[ 2012年7月22日 10:27 ]

2度目の立ち合いも合わず稀勢の里(右)をにらみつける白鵬
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大相撲名古屋場所14日目

(7月21日 愛知県体育館)
 横綱・白鵬が横綱昇進後では初となる立ち合いの変化で大関・稀勢の里を下し14戦全勝。大関・日馬富士との千秋楽相星決戦に持ち込んだ。
 
 大関時代の07年春場所、横綱・朝青龍との優勝決定戦を左に跳んで制して以来の注文相撲。横綱在位30場所目にして初の変化だった。「よく見えた動きでした。ああいう動きができたというのは冷静」と白鵬。土俵での態度とは裏腹に支度部屋での表情と言葉は沈着だった。

 しかし、協会幹部は横綱に対して厳しい言葉を並べた。「力を見せつけてほしかった」と北の湖理事長(元横綱)。鏡山審判部長(元関脇・多賀竜)も「興ざめだよ、興ざめ。突っかけられても立てばいいじゃない。協会の看板があれやってどうしましょ」とあきれ顔だった。

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