米喜劇俳優ジェリー・ルイス氏死去、91歳「底抜け」シリーズ

[ 2017年8月21日 05:30 ]

アカデミー賞授賞式で賞を受け、喜ぶジェリー・ルイス氏=2009年、米ハリウッド
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 人気コメディー映画「底抜け」シリーズで知られ、米国の喜劇王として一時代を築いた喜劇俳優ジェリー・ルイス氏が20日、米西部ラスベガスの自宅で老衰のため死去した。91歳。米メディアが報じた。

 1926年、東部ニュージャージー州ニューアーク生まれ。芸人だった親と共に5歳から舞台に立つ。46年、急場しのぎに組んだ故ディーン・マーチン氏とのコメディーコンビが大当たりし、一躍スターとなった。映画「底抜け」シリーズなどで人気を集め「50年代きってのドル箱喜劇チーム」と言われた。

 56年にマーチン氏とのコンビを解消。同氏が演技派に転向した後も、ルイス氏はコメディー路線を継続し、脚本家や監督も務め、代表作の映画「底抜け大学教授」などを発表した。

 慈善事業にも力を入れ、筋ジストロフィー患者を支援する長時間番組の司会を務め、多額の寄付を集めた。心臓や肺などの病気を患ったが、90歳を超えても舞台に立ち続け、来年の出演予定も組まれていた。(共同)

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2017年8月21日のニュース