内田裕也 赤裸々告白「娘が口をきいてくれない」

[ 2011年6月4日 06:00 ]

会見の冒頭、ひざをついて謝罪する内田裕也

 元交際女性(50)への強要未遂と住居侵入の疑いで逮捕され、起訴猶予処分になったロック歌手内田裕也(71)が3日、都内で謝罪会見を行った。「マイ・ウェイ」が流れる中で登場し、左膝をつきながら反省の弁を述べる仰天パフォーマンス。妻で女優の樹木希林(68)が面会に訪れたことや親子断絶の状況を赤裸々に告白し、取材陣から笑いが漏れる異例の謝罪会見となった。

 この日の会場は銀座の博品館劇場。裕也が主催する年越しライブを開いてきた場所。本人にとっての「ロックの聖地」での謝罪会見はライブさながらの演出で始まった。

 会場を暗転させ、自ら選曲したエルビス・プレスリーの「マイ・ウェイ」が流れる中で登場。すると、ステージ上でおもむろに左膝をついた。

 土下座するのかと思ったら、片膝をついたまま「相手の方に迷惑をかけ心から反省しています」と陳謝。その姿はまるで往年のバラエティー「おれたちひょうきん族」(フジテレビ)で人気だった「ひょうきん懺悔(ざんげ)室」の一場面。その後も芸能界の重鎮の名前を挙げ「皆さんに心から謝りたい。不起訴と聞いた時は男泣きする感情に襲われました」と謝罪の言葉を繰り返した。

 一方で、自民党の後藤田正純衆院議員(41)の不倫や米俳優アーノルド・シュワルツェネッガー(63)の隠し子問題などさまざまな騒動に触れ「世の中おかしいよ」と自分のことはさておいて、ぶった切る場面も。他界した長門裕之さんや児玉清さんを悼むなど、事件と無関係の方向へ脱線する何とも奔放な謝罪会見で、登場時の曲も「“監獄ロック”にしようかとも思ったけどスタッフに絶対だめと言われた」とぼやいて笑いも誘った。

 一方で樹木が5月24日に原宿署に面会に来たことを明かし「1分くらい言葉がなくて樹木さんに“謝らないんですか”と言われた。僕は“いろいろよろしく”と訳の分からないことを言った」と説明。面会は約20分で「その日はあまり眠れなかったけど来てくれてうれしかった」と感謝した。

 現在は「娘(也哉子)は口をきいてくれない。親子断絶のような状態」と告白。家族で同居する可能性を聞かれると「僕が真面目になってお邪魔でなければ家族らしいことをしたい」と神妙に話した。裕也の懺悔の言葉に、樹木がどう応えるか注目される。

 ≪“社会復帰”11日韓国で≫内田は「今まで決まっていたスケジュールは堂々とやりたい」と宣言。“社会復帰”は来週11日。白竜(58)とともに、韓国・済州島で同日から開催される東日本大震災のチャリティー公演に3日間出演。「立派に一生懸命ステージを務めたい」と話した。

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