“天の声”で決定!「キスマイ」CDデビュー

[ 2011年2月13日 06:00 ]

 ジャニーズの7人組「Kis―My―Ft2(キスマイフットツー)」がCDデビューする。12日、東京・代々木第1体育館で公演を行い、5月にデビュー曲を発売することを発表した。「光GENJI」をほうふつさせるローラースケートでのパフォーマンスが最大の武器。04年4月の結成から7年、満を持してのデビューだ。

 トーク中、舞台裏から手渡されたメモを見てメンバーは息をのんだ。ジャニー喜多川社長が赤ペンで書いた「CDデビュー決定」の文字。

 北山宏光(25)が読み上げると7人は「よっしゃあ!」「やったー」と歓喜の声。1万3000人の観客の中には泣きだすファンも。5月にエイベックスからシングル作品でデビューする。

 同グループはジャニー社長の「YOU、スケートできる?」の呼びかけに即答したメンバーで04年4月に結成。05年7月に現体制となった。ユニークなグループ名はメンバー全員の頭文字を合わせたものだ。

 得意とするのは、80年代後半に大旋風を巻き起こした「光GENJI」以来となるローラースケートによるパフォーマンス。ジャニー社長が得意とするスピード感あふれる演出を着実にこなせる高い運動能力に加え「KAT―TUNにテイストが似ている」(ジャニー社長)という、メンバーのちょっぴりワイルドなキャラクターを武器に先輩超えを目指す。

 昨年の主演舞台「少年たち」を見て、ジャニー社長はデビューさせることを決意したそうで「機は熟したと思った」という。一方で「光GENJIとは時代が違う。いまはローラーだけでは通用しないし、ローラーももっと進化させないと」と注文も忘れなかった。

 CDデビューまでの7年間を振り返り、藤ケ谷太輔(23)は「悔しい思いがあったから強くなれた。ジャニーズの歴史にない新しいグループに僕らはなれる」と強調。下積みが長かった分、その間に育んだメンバー同士の絆の強さが何よりの武器だ。

続きを表示

2011年2月13日のニュース