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興毅 現役引退を表明「きれいさっぱりやめる」「何の悔いもない」

[ 2015年10月17日 12:22 ]

現役引退を表明した亀田興毅

 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦が16日(日本時間17日)、米シカゴのUICパビリオンで行われ、挑戦者の同級2位・亀田興毅(28=亀田)は王者・河野公平(34=渡辺)に3―0で判定負けし、日本初の4階級制覇はならなかった。2010年3月のポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)戦以来となるプロ2敗目。試合後「この試合が終わったらやめようと思っていた。きれいさっぱりやめる。ボクシングはオレの人生の一つだが、すべてではない」と現役引退を表明した。

 ジャッジの採点は115―109、113―111、116―108。

 興毅は2回、河野のカウンターの右ストレートをあごに食らってダウン。3回にはローブローの反則を2度取られた。4回以降は互いに距離を詰めて、激しく打ち合ったが、興毅は序盤の劣勢を巻き返すことができなかった。「河野選手は頑張っていいファイトをしたし、オレもいい試合をした。何の悔いもない」と語った。

 今回の試合は13年12月の世界戦混乱問題をきっかけに亀田家が事実上の国外追放処分となったため、日本人同士の対戦としては異例の米国開催となった。

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