MVPは内川!目は真っ赤「本当に大事なのはマッチが打ってくれた」

[ 2014年10月30日 22:53 ]

<ソ・神>6回1死、二塁への内野安打で一塁に走るソフトバンク・内川

日本シリーズ第5戦 ソフトバンク1―0阪神

(10月30日 ヤフオクD)
 チーム全員でつかんだ日本一。その象徴が日本シリーズMVPに選出されたソフトバンク・内川だった。

 0―0の8回には1死二塁から右前打を放ち、松田の決勝打につないだ。
 
 「短期決戦ではどれだけ打ったかよりどこで打ったか。本当に大事なのはマッチ(松田)が打ってくれたんで。みんなでもらった賞」。日本シリーズでは20打数7安打3打点と3番の重責を果たした。それでもチームメートへの感謝を口にした。

 クライマックスシリーズ前に6年間、指揮を執った秋山監督の辞任が発表された。当然、「指揮官に日本一の花道を」の思いはあった。ただ内川は「ショックだし、寂しい気持ちもあった」としながらも「周りの人は最後監督のために日本一を、と言ってくれたが、やっぱり、僕らはキャンプから全員で日本一になるんだという気持ちでいた。監督が辞めことはこの試合が終わるまでは僕の中では封印しようと思ってやってました」

 どこまでもチームのために。「福岡での最後の試合で1年を締めくくることができた」。そう、かみしめるように言葉を紡いだ男の目は真っ赤だった。

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