サンケイスポーツなど在京スポーツ7紙の映画記者が選ぶ「第58回ブルーリボン賞」が26日、決定した。主演男優賞の大泉洋(42)も「ジワーッと涙腺が緩んだ」と言いつつ、吉報を知った際の様子を爆笑トークで振り返った。
「駆込み女と駆出し男」で主演男優賞に輝いた大泉は、劇団ユニット、TEAM NACSの仲間、戸次重幸(42)との地方ロケ中にメールで朗報を知った。
思わず声を出し、戸次に報告した直後、メールの最後に発表まで誰にも言わないでと書いてあることに気付き、「言わないで、戸次くん…」と懇願。夜は祝杯をあげようとシャンパンを買って帰ったが、夫人が先に飲んでおり、「『シャンパン開けて良い?』と言ったら、『開いてるのあるよ』と…。『ブルーリボン賞獲りました!!』と言ったら、『なんで?』と…」とユーモアたっぷりに振り返った。
バラエティー色の強い自分に「どこかでオレみたいな役者がブルーリボン賞なんか獲れるわけがないと思っていた」と大泉。今回の作品では膨大なセリフ量に挑戦し、彼にしか出せないひょうひょうとした演技で観客を魅了した。同作に集中するため、長年続けてきた北海道のラジオ番組を辞めた大泉は「辛い決断だったんです。だから、この映画で賞をいただけたのは非常にうれしい」。
主演男優賞、同女優賞の受賞者は来年の授賞式で司会を務めるが「私がやって、突然ブルーリボン賞がバラエティー番組になるんじゃ…」と心配げ。報道陣はむしろ、それを期待している!!