韓国総選挙

朴槿恵大統領の妹も小政党「共和党」から出馬 「親日」発言で物議も…

 【ソウル=名村隆寛】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の妹、槿令(クンリョン)氏(61)が13日の総選挙に小政党の「共和党」から比例代表で出馬しており、関心を集めている。

 槿令氏は昨年夏、日本の動画配信サイトのインタビューに応じ、慰安婦問題で日本に繰り返し謝罪や反省を求める韓国政府を批判。日本の政治家による靖国神社参拝を擁護する発言をし、韓国メディアから批判されていた。

 槿令氏は、夫が総裁を務める共和党の唯一の比例候補。朴正煕(チョンヒ)元大統領の娘であることもアピールしている。韓国紙によれば、朴槿恵大統領の妹の出馬について、大統領府はコメントを控えている。また、当選の可能性は「難しい」(聯合ニュース)のが現状だ。

 槿令氏は前回2012年の総選挙にも、当時の自由先進党から母親の出身地である忠清北道(チュンチョンプクト)の選挙区で出馬した。

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