都議選投開票

公明党23人が全員当選、7回連続の完勝で都議会第2党を堅持 都民ファーストの会との連携が奏功

 東京都議選で、当選確実となった候補者の名前に花を付ける公明党の山口那津男代表(左から2人目)=2日午後、東京都新宿区の公明党本部(福島範和撮影) 
 東京都議選で、当選確実となった候補者の名前に花を付ける公明党の山口那津男代表(左から2人目)=2日午後、東京都新宿区の公明党本部(福島範和撮影) 

 公明党は東京都議選で小池百合子都知事率いる「都民ファーストの会」と選挙協力を行った結果、7回連続で候補者全員の23人が当選する完勝を果たし、都議会第2党を維持した。今後は次期衆院選を見据え、都議選で争った自民党との関係修復が焦点となる。

 公明党の山口那津男代表は2日夜の記者会見で「小池都政とのかみ合った議会の姿勢と、政策実現力をしっかり訴えたことで支持をいただいた」と述べ、連携の成果をアピールした。

 公明党は選挙戦で小池氏を全公認候補の応援演説に立たせた。党関係者は「小池氏との連携は結果的に奏功した。泥舟の都議会自民党との関係解消が遅れていれば議席を減らしたかもしれない」と打ち明ける。

 一方、国政で自民党と連立政権を組む「ねじれ」が常態化すれば、公明党が東京都内の衆院25選挙区で唯一、議席を守る東京12区があおりを受ける。自民党は、国政選挙の実動部隊となる都議を大幅に失うことになるからだ。

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