菅義偉(すがよしひで)官房長官は15日午前の記者会見で、フランス南部ニースのトラック突入事件について、現時点で邦人の被害を確認していないことを明らかにした。同時に「本件がテロであるならば決して許されず、断固として非難する」と批判し、「フランスの皆さんに強い連帯を表したい」と語った。
菅氏は「多数の死者が出ていることに強い衝撃と怒りを覚える」と述べるとともに、犠牲者に哀悼の意を示した。
政府は、在マルセイユ総領事館に現地連絡室を設置するとともに、領事をニースに派遣し、邦人保護と情報収集を急いでいる。首相官邸と外務省でもそれぞれ情報連絡室を立ち上げた。