接戦の宜野湾市長選、進次郎氏が現職を応援、民主は新人支持

宜野湾市長選で現地入りし市民らと握手する小泉進次郎氏=20日、宜野湾市民会館前(力武崇樹撮影)
宜野湾市長選で現地入りし市民らと握手する小泉進次郎氏=20日、宜野湾市民会館前(力武崇樹撮影)

 自民党の小泉進次郎農林部会長は20日、沖縄県宜野湾市長選(24日投開票)で自民、公明両党が推薦する現職候補の応援に駆けつけた。同市内にある米軍普天間飛行場の固定化を避けるため「20年間止まった歯車を前に回そう」と訴えた。

 名護市辺野古への移設反対を公約に掲げる新人候補との一騎打ちは横一線とされ、自民党は最終盤に向けて「頭一つ抜け出したい」(党幹部)として知名度抜群の小泉氏を投入。応援演説では地元名産の「田芋」を引き合いに「農林部会長として農業振興も頑張る」と語り、笑いを誘った。

 一方、民主党の枝野幸男幹事長は20日の記者会見で移設反対派の新人候補への支持を表明。「県民にさらなる負担をかける安倍晋三政権に対し声を上げる新人候補に期待している」と述べた。

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