藤井聡太四段、羽生善治棋聖に勝利 将棋13連勝中 非公式戦ながら大御所も撃破

藤井聡太四段(門井聡撮影)
藤井聡太四段(門井聡撮影)

 将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)がインターネット配信番組「AbemaTV(ティーヴィー)」が企画した非公式戦で、棋聖9連覇中の羽生善治棋聖(46)=三冠=に勝利した。藤井四段は17日に自身が持つデビュー後の公式連勝記録を「13」に更新したばかり。将棋界を震撼(しんかん)させたスーパールーキーは、非公式戦ながら名実ともに将棋界を牽引(けんいん)してきた第一人者、羽生棋聖をも破った。

 番組は、藤井四段が若手や一流棋士7人と対局する非公式戦「炎の七番勝負」。羽生棋聖との対局は最終7戦で、23日夜、インターネットで配信された。

 羽生棋聖は昭和60年、15歳で中学生プロ棋士としてデビューし、19歳で初タイトルを獲得。平成8年には全タイトルを独占し、史上初の七冠を達成。棋聖15期などタイトル通算97期は歴代1位で、永世棋聖など竜王を除く6つの永世称号を持っている。

 藤井四段は「炎の七番勝負」で、順位戦A級に所属する深浦康市九段(45)や日本将棋連盟会長で永世棋聖の資格を持つ佐藤康光九段(47)も破っており、対戦成績は6勝1敗となった。

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