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統合失調症患者における死亡率と突然死についての検討
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JPY
Abstract
山梨県立北病院において2013年4月1日から2014年3月31日の1年間でなんらかの診療を行った統合失調症圏患者は1,367例(男性731例,女性636例)で,この中で死亡が捕捉できたのは22例であった。死因は自然死が19例であり,非自然死は3例でいずれも自殺例であった。自然死の中で死因が特定できたのは5例で,14例は原因不明の突然の死亡でこれを広義の突然死群とした。14例中ICD-10による狭義の突然死は9例であった。全ての原因での死亡率は17.9/1000人年,自殺は2.44/1000人年,広義の突然死による死亡は11.4/1000人年,狭義の突然死による死亡は7.33/1000人年となっていた。広義の突然死14例とこれと年齢,性別をマッチさせた対照群140例について解析すると,突然死群は抗精神病薬総投与量,抗精神病薬・ベンゾジアゼピン系薬剤数が有意に多く,喫煙率も有意に高かった。この2群における症例対照研究でロジスティック回帰分析を行った結果,抗精神病薬総投与量とベンゾジアゼピン系薬剤数が多いことは広義の突然死のリスクを高める要因である可能性が認められた。 Key words : schizophrenia, mortality, sudden death, antipsychotic, benzodiazepine
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/content/article/1343-3474/19070/1003