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ポスト福士蒼汰? 中川大志の俳優魂「目指すのはウソじゃない演技」

 『水球ヤンキース』(フジテレビ系)など若手俳優が集結する学園ドラマでしっかりとインパクトを残し、観るものを惹きつけてきた若手俳優・中川大志。主演ドラマ『南くんの恋人』(フジテレビ系)も7月よりスタートするなど、いままさに急成長中であり、そのビジュアルと活躍ぶりからポスト福士蒼汰との呼び声も高い中川が、『青鬼 ver.2.0』で映画初主演を果たした。あどけなさも残る17歳の学園ドラマ現場での居方とは? 俳優としての胸に秘める熱い想いも明かしてくれた。

若手俳優が集う学園ドラマ現場の様子も明かす中川大志(写真:鈴木一なり)

若手俳優が集う学園ドラマ現場の様子も明かす中川大志(写真:鈴木一なり)

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◆学校で目立ちたい気持ちもゼロではない

――もともとホラーが苦手だったそうですが、『青鬼 ver.2.0』に出てくるキャラクター“青鬼”を最初に観たときどう思いましたか?
中川 前作の『青鬼』で初めて観たんですけど、体がムキムキで、すごく強そうで……。怖くてひとりで観られなかったので、親に頼んで一緒に観てもらいました(笑)。『ver.2.0』の台本を読むのも怖くて、かなりビビリながら読みました(笑)。

――中川さん演じるひろしは、途中からどんどん成長していきますよね。
中川 ひろしは最初、感情が表に出なくて人間味のない子だったんです。そこから少しずつ人間らしくなっていくので、うまく変化を出せたらいいなと思いながら演じました。

――メガネをかけた生真面目なビジュアルや、終始“ですます”調のセリフなど、普段の自分とのギャップがあったのでは?
中川 ひろしはすごく頭がよくて、何事も一歩引いたところから分析的に見ているし、どんなに怖い状況でも「ワーッ!」って叫ばないんです。もし僕が同じ状況になったら泣き叫ぶと思うので、そこがだいぶ違うなって思いました(笑)。でも、自分とかけ離れている役ほどやりがいを感じるので、役作りの過程も楽しかったです。

――本作が映画初主演作となりましたが、現場で座長として意識していたことは?
中川 それが、とくに何もなくて……。もっと主役らしくしなくちゃいけなかったのかもしれないですけど、ずっと気を張っていたので、空き時間もひとりでセリフをブツブツ言っていることが多かったです。ひろしはあまり感情を出さない役なので、つねに集中していないと、気がゆるんで感情が出てしまいそうだったんですよ。それができたのは、僕の好きなようにやらせてくださった共演者の皆さん、スタッフの方たちのおかげです。

――『水球ヤンキース』などでは、同世代の共演者とワイワイ過ごしている印象でしたが、現場での居方は作品によって違うんですか?
中川 そうですね、役によって違います。楽しい作品では共演者と仲良くなったほうがいいので、自分からどんどんみんなに話しかけたりするんです。でも、内にこもる役を演じているときは、あまりコミュニケーションを取らないですね。器用な人は、普段の自分と役の切り替えがすぐできるんでしょうけど、僕はうまくできないので、なるべく自分自身の素の部分を消そうとするんです。

――素の中川さんは、どんな感じなんですか?
中川 みんなとワイワイするのは基本的に好きです! 学校ではあまり先頭に立って騒ぐほうではないんですけど、目立ちたい気持ちもゼロではないので、隙を見てツッコミを入れます(笑)。イジることもイジられることもありますけど、タイプ的にはどっちかというとツッコミですね。

◆同世代俳優から自分にないものを吸収したい

――作品を通して仲良くなった同世代の役者さんたちとは、その後もお付き合いがあるんですか?
中川 『水球ヤンキース』で一緒だった俳優さんたちとは、今でもご飯を食べに行く仲です。演技の話をすることもあるし、他の人が出ている舞台や映画、ドラマを観たりもします。この人はこういう表現の仕方をするんだ、ここでこう動くんだって思いながら。そういう姿を見て、自分にないものを吸収したいなっていう気持ちが強いです。

――中川さんが目指す表現とはどんなものですか?
中川 そのときの作品や役柄によるので難しいんですけど、“ウソじゃない演技”ですかね。芝居することって基本的には“ウソ”なんですけど、台本にあるセリフや動きをどれだけ真実味のあるものにできるかって、すごく大事だと思うんです。観ている人が感動できるかできないかは、そこにかかっていると思うので。今回のようなホラーでも、演じる僕たちが本当に怖がっていないと、観ている人が冷めちゃうじゃないですか。だから、どれだけ役の感情と自分自身が近づけるか、そこをすごく意識して演じています。

――お話を聞いているとすごく大人っぽくなったと感じるんですが、自分でもそう思うことは?
中川 自分ではわからないですけど……、味覚が大人になったくらいですかね?(笑)前はお刺身がダメで、お寿司屋さんに行ってもあまり食べられなかったんですけど、最近は大丈夫になってきました。ワサビはまだちょっとつけられないんですけど(笑)。

――6月には17歳になりますね。これからどんなふうに過ごしたいですか?
中川 今しかできないことをしっかりやりたいです。お芝居には自分が経験したことが出ると思うので、この年齢だからこそできる、いろんな経験をしておきたいんですよね。たとえば、今の自分は高校生なので、毎日の学校生活を大切にするとか。学校に限らず、つねに新しいことにチャレンジしたいという気持ちもあります。旅行に行ったりして、知らない場所をたくさん見るのもいいですね。

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