自民TPP部会で一触即発 怒鳴る尾辻氏に委員長応戦
「座りなさい。何でこんなに急に会議を開く必要があるのだ」。自民党の環太平洋経済連携協定(TPP)に関する党内調整を担うTPP対策委員会の厚生労働作業部会の冒頭で11日、出席した尾辻秀久氏は隣にいた西川公也委員長の発言を遮って怒鳴り上げた。西川氏も「命令口調はないだろう」と応戦。一触即発の雰囲気に会場は凍り付いた。
医療などTPPへの影響に懸念の声もある厚労分野に影響力を持つ尾辻氏。夏の参院選は農業県の鹿児島選挙区から立候補を予定していることもあり、TPPの議論が急ピッチで進むことに異論を示したかったようだ。