ヤマハリビングテックがMBO 社名「トクラス」に
住宅機器のヤマハリビングテック(浜松市)は28日、MBO(経営陣が参加する買収)を実施すると発表した。投資ファンドの日本産業パートナーズ(東京・千代田)とヤマハが保有する約9割の株式を、経営陣と住友林業、銀行系のベンチャーキャピタル3社で9月末までに買い取る。社名も10月1日付で「トクラス」に変更する。
株式の譲受額と出資比率は非公表。昨年5%出資したデンソーも継続して出資する。リビングテックは2010年までヤマハの完全子会社だった。今後は海外展開などを積極化し、16年3月期の売上高を13年3月期比24%増の500億円、営業利益を同2.5倍の25億円にする。16年3月期中にも上場する方針だ。