今秋開幕する男子のBリーグは10日、都内で会見を開き、メーンスポンサーとして通信大手のソフトバンクと契約を結ぶことを発表した。

 関係者によると4年間で計125億円の大型契約。この日の会見には日本バスケットボール協会会長でBリーグの川淵三郎名誉会長(79)とソフトバンクの孫正義代表(58)日本代表候補でリンク栃木の田臥勇太(35)らが出席した。

 ソフトバンクは今秋の開幕からすべての試合をライブ配信する。孫代表は「1試合残らず、ライブ配信する。スマホがあれば、どこでも見られるようにしたい」と話した。川淵名誉会長は「(ソフトバンクを)トップパートナーとして発表できてうれしい。バスケット界で奇跡を起こすことへの第1歩」と笑顔をみせた。

 川淵名誉会長とソフトバンクの孫代表はJリーグ開幕当初からの付き合い。交渉のとき孫代表は「健全な精神は健全な肉体に宿る。スポーツは子供たちの成長にとても大事」と話した。川淵名誉会長は「我々の理念と考えが一致した」と、わずか2日間で、契約交渉は完了したという。

 全世界での競技人口はサッカーの2・6億人に対して4・5億人。川淵名誉会長は「バスケットで奇跡を起こす」と、トップパートナーを味方につけ、新たなプロリーグに夢をはせていた。