工藤静香(40)が2日、東京・六本木の国立新美術館で、第95回二科展絵画部で特選を受賞した喜びを語った。本年度は一般応募作3007点の中から689点が入選し、25点が特選に選出された。工藤が受賞したのは、100号(約162センチ×約113センチ)の絵画「瞳の奥」。

 工藤は90年に初入選後、10年連続で入選。結婚、出産、育児期間をはさんで06年から今年までさらに5年連続で入選しているが、特選は初めてで、目標にしてきただけに「昨年、他界された絵の先生(原良次氏)のご仏壇に報告できるのが何よりうれしい」と喜んだ。

 2人の娘も絵に興味を持ち始め、「(キャンバスが)真っ白い時は何もしないけれど、私が書き始めるといじりたがります。今回の作品もちょっといたずらしてました」と母親の顔を見せた。

 同展は13日まで同美術館で開催中。

 [2010年9月2日19時47分]ソーシャルブックマーク