<高校野球東東京大会:関東一7-0二松学舎大付(8回コールド)>◇29日◇準決勝

 二松学舎大付が、10度目の決勝進出を関東一に阻まれた。けがをおして先発した最速148キロ右腕、鈴木誠也投手(2年)が0-0の5回2死、関東一・小野寺に満塁弾を浴びた。4月下旬の練習試合で右太ももの肉離れを起こした影響が残り、本調子からは程遠い内容で、直後に降板を告げられた。この日の最速は130キロ台の中盤。「けがは言い訳にならない。これが今の実力」と悔やんだ。

 市原勝人監督(46)はテーピングをしながら登板したエースに対し「よく投げてくれた」と健闘をたたえた。