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4 保護者は、携帯電話等の活用の仕方を再考しよう!

 子どもたちにとって携帯電話、テレビ、インターネットの影響は非常に大きい。とりわけ、携帯電話を利用した犯罪やトラブルは社会問題となっている。保護者は携帯電話の活用について再考することが必要である。

 保護者、関連企業は次の観点に留意していただきたい。

 近年の携帯電話の急速な普及と機能の高度化は子どもの生活や人間関係に大きな影響を与えている。特に、子どもたちが携帯電話でインターネットを利用することにより、トラブルや犯罪被害に巻き込まれる危険性がある。このような被害者を出さないため、携帯電話事業者は、有害情報から子どもを守るためフィルタリング(有害サイトアクセス制限)サービスの利用推奨を徹底するなど携帯電話の取扱いに配慮が必要である。

 保護者が子どもに携帯電話を持たせる際には、理由なく学校への持込を行わないことを約束する。また、活用の仕方を子どもと一緒に話し合うことが必要である。例えば、携帯電話がいじめのきっかけになったり、いじめの道具として使用された場合、教師や保護者はこれを発見することができない。むやみに買い与えるのではなく、必要な時に親から子どもに貸し与えることも考える必要がある。

 家庭においても、日頃から、テレビや新聞の報道をもとに、事実の受け止め方・捉え方を話し合ったり、人生や社会について語り合ったりするなど、メディアリテラシーや情報モラルを積極的に学ぶことが大切である。

 子どもの生活において、テレビの影響がますます大きくなっている実態を踏まえ、マスコミ関係者は、子どもに悪影響を与えることがないよう教育的配慮を持って番組づくりや報道に当たっていただく必要がある。

 マスコミ関係者は、いじめがマスメディアによって増幅されることがないよう、また、被害者及びその関係者等の心理状態に十分配慮した取材と報道を行っていただく必要がある。

 これらのことと同時に、いじめやいじめ自殺防止のため、国・教育委員会は、マスコミ関係者と十分に協力する必要がある。


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