新日本製鉄の釜石製鉄所は9月9日、東日本大震災により損傷し復旧作業を行ってきた石炭揚陸設備と卸電力発電設備まで石炭を輸送するパイプコンベア設備の稼働を再開した。
<石炭揚陸設備>
両設備の稼働再に伴い、より確固たる卸電力発電設備の安定操業体制が確立する。
釜石製鉄所電力工場は、岩手県内の一般世帯の電力需要の約4割をまかなうことが可能で、引き続き電力工場の安定操業を通じ、電力の安定供給に努める。
自社港湾設備の完全復旧は、今年度末を目途として、残る線材製品の出荷設備の復旧に万全の体制で取り組んでいる。