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曽我兄弟 富士の夜襲

  • そがきょうだいふじのやしゅう
  • Avenging Father
  • Avenging Father


  • 平均評点

    58.7点(20人)

  • 観たひと

    43

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1956
公開年月日 1956/10/17
上映時間 111分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

出演東千代之介 曾我十郎祐成
中村錦之助 曾我五郎時致
高千穂ひづる 大磯の虎
三笠博子 化粧坂少将
花柳小菊 満江
植木基晴 一万
植木千恵 箱王
山手弘 犬房丸
北大路欣也 源頼家
伏見扇太郎 御所の五郎丸
片岡栄二郎 鬼王
三条雅也 近江の小藤太
山口勇 股野五郎
原健策 団三郎
大友柳太朗 畠山重忠
大川橋蔵 梶原景時
中村時蔵 曾我太郎祐信
月形龍之介 工藤祐経
片岡千恵蔵 源頼朝
堀正夫 八幡ノ三郎
中村時十郎 京ノ小次郎
中野市女蔵 河津三郎祐泰
有馬宏治 行実
河村満和 了覚
百々木直 竹下弥太郎
小田部通麿 新開荒四郎
大原みゆき 喜瀬川亀菊
遠山恭二 原孫八
香月凉二 相沢藤六
中野文男 警備の武者一
島田秀雄 警備の武者二
森一平 警備の武者三
下川護 警備の武者四
疋田国男 番士イ
有島隆一 番士ロ
国一太郎 番士ハ
矢奈木邦二郎 番士ニ
野村宏笑 勢子い
人見寛 勢子ろ
原京市 岡部の三郎
近江雄二郎 愛用三郎
橋本平八 海野小太郎行氏
源八郎 副使
岡島艶子 虎の母

解説

苦節二十年、今ぞ工藤陣屋におどりこむ五郎、十郎。御存じ曽我の仇討をイーストマン東映カラーで描く戦国絵巻篇。五都宮章人の原案から「ふり袖太平記」の八尋不二が脚本を書き、「忠治祭り 剣難街道」の佐々木康が監督、「海の百万石」の三木滋人が撮影を担当する。主な出演者は、「夕日と拳銃」の東千代之介、「青年安兵衛 紅だすき素浪人」の中村錦之助、「髑髏銭(1956)」の高千穂ひづる、「御存じ快傑黒頭巾 神出鬼没」の大友柳太朗、三笠博子、「海の百万石」の片岡千恵蔵、花柳小菊、「緑眼童子 (二部作)」の伏見扇太郎、「ふり袖太平記」の大川橋蔵、「父子鷹」の北大路欣也、「水戸黄門漫遊記 鳴門の妖鬼」の月形龍之介。その他、片岡栄二郎、三条雅也、山口勇、原健策、山手弘、植木基晴、植木千恵、歌舞伎の中村時蔵など。

あらすじ

鎌倉将軍頼朝の世、一万、箱王の父河津三郎祐泰は、狩の帰途祐泰を妬む工藤祐経の手にかかり非業の死を遂げた。彼等の祖父がかつて頼朝に謀叛を起した事もあずかり、親子三人への世間の目は冷たかった。母満江は曽我太郎祐信に再嫁したが、兄弟は実の父を殺した祐経が忘れられなかった。仇を怖れる祐経の奸言もあって、頼朝は兄弟に処刑の命を下した。由比ケ浜に引立てられた二人は畠山重忠の必死の嘆願によって救われた。やがて一万は十郎と名を改め、箱王は箱根権現に仕える身となった。或る夜箱王は、頼朝公の富士の巻狩に狩場奉行となった祐経が権現に参拝するのを知ったが、一人ではどうする事も出来ぬ。これに気付いた祐経一党の追手を逃れた箱王は、遊女化粧坂の少将の許に匿れた。一方十郎も祐経を欺き都へ上るため遊女大磯の虎と別れを惜しんでいる時、祐経の配下に踏み込まれ、虎は狩場へ連れ去られた。十二年振りに再会した兄弟二人。義父から小袖と佩刀を与えられ、箱王は元服し五郎と名を改め二人は仇討の志を固めた。やがて狩がはじまったが、狩場の切手を持たぬ二人はただ焦るばかりだった。二人の本懐を祈る虎と少将。畠山重忠は兄弟のために門鑑と工藤の定紋を手に入れてくれた。兄弟は雨をついて目ざす工藤の陣屋にしのび入り十八年の怨敵祐経を討ち取る事が出来た。群がる武者の中で十郎は重忠の情の下に自刃し、五郎は捕われて頼朝の面前に引出された。さしもの頼朝も兄弟の孝心に心を動かし、五郎は晴れて富士を仰ぐ事が出来たのであった。

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