米Appleが9月27日に公開したソフトウェアアップデート「iPhone 1.1.1」により、「不正にロック解除」したiPhoneが使用不可になっていることが分かった。これに対し、ソフトを再度「ダウングレード」する手法も公開されている。
アップデートに先立ちAppleでは、AT&T以外の通信サービスも利用できるようロック解除したiPhoneでアップデートをインストールすると、そのiPhoneが使用不可になる場合があると警告していた。セキュリティ企業F-Secureによると、ロック解除したiPhoneでアップデートを行うと、アクティベーション画面は表示されるが、再アクティベーションは不可能だという。
F-Secureでは、Appleが「ロック解除」に対する防御の姿勢を強めることで、注目度などの点から、iPhoneが逆にハッカーにとっての格好のターゲットになり得ると指摘。iPhoneシステムに関する技術情報が広まるに連れ、iPhone向けマルウェアも登場するとみている。
著名ハッカー「DVDヨン」ことヨン・ヨハンセン氏は自身のブログで、iPhone 1.1.1はiPhoneを「再ロック」するものではなく、そもそも使えなくするものだとしてAppleを批判。ロック解除プログラムを提供しているiPhone Dev Teamから、iPhoneソフトを「1.0.2」にダウングレードする方法が発表されていると紹介している。
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