11月19日から20日にかけて、ベルサール秋葉原で開催されていたセガグループの合同イベント「セガフェス」。ここでは、11月19日に行われた「龍が如く6 命の詩。」ステージをレポートする。

目次
  1. 現役プロレスラーが出演!「桐生会」と抗争する悪の組織JUSTIS
  2. プレイヤーの采配が勝敗を左右する「クランクリエイター」の詳細と組織作り
  3. 2人で楽しめるミニゲームも充実!「バーチャファイター5」と「ぷよぷよ」

2016年11月19日、20日の2日間に渡り、セガは東京・秋葉原にあるベルサール秋葉原にて、セガファンに向けたイベント「セガフェス」を開催した。本稿では19日に行われた、プロデューサーの横山昌義氏とディレクターの阪本寛之氏が進行役を務めた「龍が如く6 命の詩。」(以下、「龍が如く6」)ステージの模様をお伝えする。

本作の主人公、桐生一馬。“堂島の龍”と呼ばれる伝説の極道で、かつて神室町で起きた数々の大事件の中心となっていた。

現役プロレスラーが出演!「桐生会」と抗争する悪の組織JUSTIS

シリーズ累計800万本を誇る、人気アクションアドベンチャーの「龍が如く」シリーズ。アウトローの世界を舞台にしたメインストーリーとはまた別に、独立して遊べるゲーセンやキャバクラ、ホストクラブといった「大人の夜の遊び」を作中内ゲームで楽しめるのも、本シリーズの大きな魅力の1つだ。

12月に発売を予定しているシリーズ最新作「龍が如く6」にも、「スナック遊び」や「キャバクラ」など、さまざまな独立ゲームが用意されている。開発の横山氏、阪本氏が登壇したこのステージでは、そんな作中内ゲームの1つ「クランクリエイター」のプレイ画面が初公開された。

ステージが始まると、おなじみの神室町と、「龍が如く6」で初めて登場する広島・尾道での出会いのシーンが紹介される。3000人のギャングを擁する悪の軍団「JUSTIS」のリーダー・オカダと、元「JUSTIS」の幹部であるジョー。桐生は尾道でJUSTISからジョーを助けたことをきっかけに、JUSTISとの争いに巻き込まれていく。

3000人の頂点に立つ男、“レインメーカー”オカダ・カズチカ。
JUSTISを追われた男、ジョー。親友であるオカダの目を覚まさせるために、桐生に協力を仰ぐ。

このJUSTISとの抗争で使われるゲームモードが、大人数バトルの「クランクリエイター」だ。このモードでは、桐生=プレイヤーが指揮者となり、味方のグループを率いて敵のグループと戦う。

どの敵に味方の誰をぶつけるか、どのタイミングで必殺技を出すかなどは、すべてプレイヤー次第。もちろん、放っておいても味方は近くの敵を自動的に攻撃するので、一人ひとりに指示を出すというよりは、戦況全体を見渡して、新たに味方を投入したり、弱っている味方を回復させたりするプレイスタイルになりそうだ。

「クランクリエイター」に勝利しても、戦いが終わらず、そのままボス戦に突入することもある。このときは通常のバトルと同じように桐生を操作し、敵のボスやその取り巻き連中と戦うことになる。

尾道のバトルに勝利すると、その報せがJUSTISにもたらされる。JUSTISにはオカダを含む「六狂人」という幹部がおり、桐生やジョーたちを潰すため、次々に襲いかかってくる。ちなみに、この六狂人はすべて「新日本プロレス」所属の人気レスラーがモデル。姿形や名前だけでなく、パフォーマンスや戦闘中に繰り出す必殺技も本人のものが使われている。

“テンコジ”の愛称で暴れまくった天山広吉と小島聡。 “10年に1人の逸材”こと、棚橋弘至。
いまもっとも旬なレスラーの内藤哲也。 “敏腕プロデューサー”の矢野通。

プレイヤーの采配が勝敗を左右する「クランクリエイター」の詳細と組織作り

JUSTISが尾道に刺客を送り込むことを決めたころ、一方の桐生たちはJUSTISへの対抗策として、桐生を中心とした新グループを設立していた。桐生が命名した、その組織名は「桐生会」!

「桐生は長く任侠の世界で生きてきたから、組織といえば『○○組』か『○○会』。組織図も『会長』を筆頭に、『若頭』とか『補佐』みたいな役職しか思いつかないんでしょうね」とは、横山氏、阪本氏の弁。

この役職はただの飾りではなく、阪本氏の説明によると、それぞれに味方を割り当てることで、その上役をパワーアップする効果があるのだという。役職は「桐生会」が大きな組織になるにつれて増え、同時に組織図も広がっていく。つまり、組織を大きくすればするほど、桐生をはじめ幹部キャラがどんどん強くなるというわけだ。

桐生会は最初、桐生が助けたジョーとその舎弟のマサオくらいしかいないが、ストーリーを進めることでメンバーが増えていく。さらに、街中でギャングを叩きのめしたり、スカウトしたりすることでも増やせるという。

ステージでは、ここでもう少し先に進んだ「クランクリエイター」のバトルが披露された。戦う相手は「六狂人」の1人、矢野通。桐生会のメンバーも増え、矢野が率いる強力なJUSTISのメンバーと大人数バトルが展開される!

画面の下に表示されるアイコンが、出撃可能なキャラクター。阪本氏は切り込み隊長として、まずジョーを出撃させる。ジョーの必殺技は、前方の敵をまとめて攻撃できる「ドロップキック・極」。襲いかかってくる矢野の手下を、これでなぎ倒し、一気に優位に立った。

出撃させるリーダーごとに、率いるメンバーが異なる。ジョーやマサオはチーマーっぽいメンバーが手下だが、この矢野通戦で初めて味方に登場したコワモテの喫茶店マスターは、なんと爆発物をあつかうメンバーが使えるらしい。手榴弾で矢野の手下を蹴散らし、あっという間に勝利した。

矢野通戦のリザルト画面。ジョーやマサオがお世話になっている喫茶店のマスターは、坊主頭にサングラス、大柄で筋骨隆々と、誰かを彷彿とさせる。

「クランクリエイター」戦に勝利すると、いよいよ桐生と矢野の直接対決。阪本氏による解説プレイでは、矢野の手下に苦戦したあげく、最後に矢野のプロレス技を食らってまさかの敗北。「六狂人」は、それぞれ強力なプロレス技を持つだけに、チーム戦で勝っても個人戦で負ける可能性もあるので、注意したいところだ。

「桐生会」発展の例として、先に進んだ状態の画面も披露された。編成画面に入るアジトの画面では、桐生のそばに六狂人の矢野と内藤の姿が。ストーリーで勝利することで、「桐生会」に参加するのだろうか。

強大になった「桐生会」の組織図では、最初は会長・桐生の下に「若頭」がいるだけだったが、この図では「最高顧問」と「舎弟頭」の2つが追加されている。さらに、「若頭」の下にも「本部長」という役職ができ、「若頭補佐」に付く「若衆」の数もかなり増えている。

歴代のシリーズファンには、組織図に真島や大吾の名前があるのも気になるところ。「クランクリエイター」で使えるキャラは、本作と連動した食玩や有償DLCでも増やせることも発表された。ブシロードから12月15日に発売されるパスコード付きウエハースからは、真島や大吾のSRカードのほか、柴田勝頼や永田裕志といった六狂人以外の新日レスラーが手に入る。そして有償DLCからは、ステージでも披露されたSSRの真島や大吾、伊達などが購入できるとのことだ。

また、「クランクリエイター」には、ネットワーク機能を使った限定ミッションもあり、「新日軍団」や「偽桐生会」との戦いが予定されている。横山氏によると、偽桐生会はかなり強いとのことなので、鍛え上げた「桐生会」で挑みたいところだ。

2人で楽しめるミニゲームも充実!「バーチャファイター5」と「ぷよぷよ」

「クランクリエイター」の紹介が終わった時点で、時間に余裕があったことから、ここで予定にないミニゲームの紹介がなされた。「龍が如く6」を2人で楽しむために導入された、ゲーム内ゲームの「バーチャファイター5」と「ぷよぷよ」だ。「彼氏のプレイを見ているだけで、退屈そうにしている彼女といっしょに遊んでほしい」とは、開発陣の弁。

バーチャファイター5
ぷよぷよ

1時間半に渡り、「クランクリエイター」モードの概要と魅力が語られた「龍が如く6」ステージ。最強の組織作りを、12月8日の発売からスタートさせよう。

龍が如く6 命の詩。

セガゲームス

PS4パッケージ

  • 発売日:2016年12月8日
  • 17歳以上対象
龍が如く6 命の詩。

龍が如く6 命の詩。

セガゲームス

PS4ダウンロード

  • 発売日:2016年12月8日
  • 17歳以上対象

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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