まだまだ衰えることのなさそうな「ポケモンGO」人気。しかしその人気ゆえか、不正をしてでもゲームを進めていきたいという不届き者も少なくないようで、外出しなくても自動でポケモンをゲットするツールも横行している。
運営もこの状況を打破すべく、10月6日にアップデートを実施。自動ツールなどの不正を排除する「コイル警備員」が実装されたようで、ネット上でも称賛の声が上がっている。

不正を見抜くコイル警備員


今回のアップデートにより、不正が疑われるアカウントがログインを試みたときには画面にコイルが登場し、その下に表示される「私はロボットではありません」というチェック欄に同意することが必要となった。その後、複数枚の画像が表示され「サンドイッチ」や「看板」など指示通りの画像を選ばなくてはならないという仕組みになっているようだ。

このコイル警備員の登場によって、自動ツールでのログインは不可能に。もしもロボットだと判断されてしまうと、「チート、不正な行為に使用される外部デベロッパー製のアプリやサービスの使用が検出されました」という文言から始まる警告が黒バックに赤字という恐ろしい色味で表示されるようになる。

この警告はログインするたびに出てくるようで、一度不正を働いてしまうと解除は不可能という。
この対策にはネット上でも「やるじゃん!」「神運営じゃねえか」と運営を称える声があがっており、地道にゲームを進めてきたトレーナーたちにとっては喜ばしいアップデートとなったようだ。

意外なコイルの人気っぷり


“じしゃくポケモン”コイルといえば電気を食料とするなど、どことなくロボットを思わせる特徴のあるポケモン。警備員にコイルを選んだことも「よりによってコイルなあたり皮肉でいいな」と評価が高まっているよう。

さらに、2008年には『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ』の公開に合わせたポケモン人気投票で、2ちゃんねらーたちがコイルに投票しまくり、2位にさせてしまうなどネット民から愛され続けているコイル。評判の良い今回のアップデートに警備員として抜擢されたことにより、マジメなポケモンGOファンからも支持が集まりそうだ。