県立八代農業高校園芸科学科の学習の一環で栽培した晩白柚が、8月にギネス記録に正式認定されました。大きさは重量4859.7gで、昨年の12月5日に収穫をしたときのものです。これまでのギネス記録である4,858gを更新しました。
同校は、約30年前から晩(ばん)白(ぺい)柚(ゆ)の栽培に取り組んでおり、栽培面積は約1,000㎡。毎年2,000個程度を全国に向けて出荷しています。
例年より大ぶりなものが多かったため、収穫時にはその大きさに気づかず、色づけ作業時にバスケットボール大のひときわ大きいものを発見。後日、地域農業や本校の活性化につなげたいという思いから、ギネス申請に挑戦しました。12月25日に県南広域本部や市の関係職員の立ち会いのもと、4,859.7gという重量を確認し、3月下旬に申請完了、8月に正式認定となりました。
同校園芸科学科の志水大輔教諭は「一生懸命取り組む中で、気象条件や栽培条件が整った結果だと思う。このギネス認定のニュースが晩白柚のPRになり、販路拡大につながっていけばうれしい」と話し、栽培に携わった生徒たちは「いろいろと苦労はありましたが、全世界に発行されているギネスブックに掲載されたときは、とてもうれしかったです」と喜びを語りました。
〈ギネス記録の内容〉
1 区 分 最も重いザボン類
HEAVIEST PUMMELO/POMERO
2 重 量 4,859.7g
3 認定者 熊本県立八代農業高等学校
Kumamoto Prefectural Yatsushiro Aguricultural High School
4 認定日 平成26年(2014年)12月25日
25 December 2014
▲栽培に関わった生徒たちと丁 薫校長(左から2番目)
▲男子高校生の顔の2倍以上の大きさ
▲大きさの単位でいうと、実際には存在しないサイズ6L玉くらい