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近日上映予定

  • 『秋吉久美子 調書』刊行記念 ありのままの久美子

  • 2020/10/17 ~ 2020/10/30

『秋吉久美子 調書』の刊行を記念した特集です。


秋吉久美子
女優・詩人・歌手。1972年、松竹『旅の重さ』で映画初出演、その後、1973年製作の『十六歳の戦争』で初主演を果たし、1974年公開の藤田敏八監督『赤ちょうちん』『妹』『バージンブルース』の主演三部作で一躍注目を浴びる。以後は『八甲田山』『不毛地帯』のような大作から『さらば夏の光よ』『あにいもうと』のようなプログラム・ピクチャーまで幅広く活躍、『異人たちとの夏』『深い河』などの文芸作での主演で数々の女優賞を獲得。早稲田大学大学院公共経営研究科修了。

  • 上映予定作品一覧(全14本)

赤ちょうちん

バージンブルース
挽歌
さらば夏の光よ
異人たちとの夏
可愛い悪魔
十六歳の戦争
あにいもうと
突然、嵐のように
冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE-
さらば愛しき大地
誘惑者
インターミッション
  • 『赤ちょうちん(93分/デジタル)』

  • 赤ちょうちん(93分/デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1974年
    監督:藤田敏八
    出演:高岡健二、秋吉久美子、長門裕之、河原崎長一郎、石橋正次、横山リエ、山科ゆり、中原早苗、悠木千帆、三戸部スエ、陶隆、南風洋子、山本コウタロー、小松方正
    東京の片隅で身を寄せ合うように暮らす若い男女が数々の現実の壁にぶつかり、居場所を求めてさすらう姿が描かれる。秋吉久美子のみずみずしい肢体と小悪魔的な存在感は圧倒的。青春映画の旗手・藤田敏八監督が、かぐや姫のヒット曲「赤ちょうちん」をモチーフに映像化した作品。
    ©日活

  • 『妹(92分/35mm)』

  • 妹(92分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1974年
    監督:藤田敏八
    出演:秋吉久美子、林隆三、吉田由貴子、吉田日出子、伊丹十三、初井言栄、片桐夕子、村野武範、藤田弓子、ひし美ゆり子、藤原釜足
    『赤ちょうちん』に続き藤田敏八が秋吉久美子主演で描く異色の青春ドラマ。 再び、かぐや姫の曲をモチーフにしている。モグリの引越し屋をやっている秋夫のもとに、同棲相手・耕三と別れた妹のねりがひょっこりやってくる。とりあえず一緒に暮らし始めた二人だったが、ねりの家出と時を同じくして耕三が姿を消したことが分かり…。
    ©日活

  • 『バージンブルース(99分/35mm)』

  • バージンブルース(99分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1974年
    監督:藤田敏八
    出演:秋吉久美子、高岡健二、林ゆたか、赤座美代子、長門裕之、清水理絵
    野坂昭如のヒット曲をモチーフに、脱サラでラーメン屋を開いたもののうまくいかないダメな中年男(長門裕之)と鬱憤晴らしに万引きを繰り返す浪人生(秋吉久美子)の当てもない逃避行を描いたロード・ムービー。秋吉が襲われそうになった時の長門のセリフ「オレはバージンを守る義務があるんだ」が微苦笑を誘う。特別出演の野坂先生の歌いっぷりにも注目。
    ©日活

  • 『挽歌(93分/35mm)』

  • 挽歌(93分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1976年
    監督:河崎義祐
    出演:秋吉久美子、仲代達矢、草笛光子、村野武範、西村晃、田中健、南風洋子、太宰久雄
    五所平之助版で久我美子が演じた屈折した若い娘を、小悪魔的魅力で秋吉久美子が演じる。秋吉が誘惑する中年男性に仲代達矢、その妻に草笛光子。浴衣やイブニングドレス姿も美しい秋吉を堪能する一作。『白いギター』、『夜が明けたら』、『時代』など時代を感じさせる多くの歌も流れる。
    ©1976東宝

  • 『さらば夏の光よ(89分/35mm)』

  • さらば夏の光よ(89分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1976年
    監督:山根成之
    出演:郷ひろみ、秋吉久美子、川口厚、仲谷昇、進千賀子、林ゆたか
    遠藤周作の同名小説を、山根成之が映画化。郷ひろみと対照的な性格の親友はバイト先で会った秋吉久美子に惹かれるが…。1人の女性をめぐる恋物語と思いきや物凄い展開を見せる70年代青春映画の傑作。ピンクのストライプシャツに短パンにスニーカー 、片側の三つ編みに載せた帽子という制服を着た秋吉に胸キュン。
    ©1976松竹株式会社

  • 『異人たちとの夏(108分/35mm)』

  • 異人たちとの夏(108分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1988年
    監督:大林宣彦
    出演:風間杜夫、秋吉久美子、片岡鶴太郎、名取裕子、永島敏行、川田あつ子、ベンガル、笹野高史、角替和枝、奥村公延、桂米丸
    一人暮らしの中年男が今は亡き両親と再会する奇妙なひと夏の経験を綴った山田太一の原作を、大林宣彦監督が映画化した愛すべき傑作。夜の浅草で家族で食べる焼き鳥、親が子に手渡すすき焼のお椀…。匂いや情景から過去がリアルに蘇えるノスタルジックなファンタジー・ホラー。シュミーズ姿のお母さん・秋吉久美子が素晴らしい。
    ©1988松竹株式会社

  • 『可愛い悪魔(94分/16mm)』

  • 可愛い悪魔(94分/16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1982年
    監督:大林宣彦
    出演:秋吉久美子、渡辺裕之、ティナ・ジャクソン、赤座美代子、佐藤允、岸田森、みなみらんぼう、小林亜星
    結婚式でベールを欲しがる少女・アリスに「私が死んだらね」と答えた花嫁に放つ「死んじゃえ!」のセリフが強烈。走りながら焼死、パニックで回転しながら窒息死など様々な死にざまを高速で見せる、精神病院でみんなでスキップなど過剰な演出が大林らしい一作で、放映時にトラウマになった子供も続出。花嫁の妹役に秋吉久美子。岸田森も喋らない役で熱演。
    ©円谷プロ

  • 『十六歳の戦争(94分/35mm)』

  • 十六歳の戦争(94分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1973年
    監督:松本俊夫
    出演:秋吉久美子、下田逸郎、瑳峨三智子、佐々木孝丸、ケーシー高峰、戸浦六宏
    実験映画で有名な松本俊夫が、戦後28年目の慰霊祭を背景に、男女の姿を通して豊川海軍工廠壊滅の悲劇を浮き彫りにした問題作。アメリカ軍の爆撃で命を奪われた軍需工場の勤労女子生徒たちの慰霊のため地方自治体が出資したが、公開が2年も延期されたといういわくつきの作品。初主演の秋吉の凛とした佇まいが見られる。(配給=ダゲレオ出版)
    ©︎1969 Matsumoto Production

  • 『あにいもうと(88分/35mm)』

  • あにいもうと(88分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1976年
    監督:今井正
    出演:草刈正雄、秋吉久美子、池上季実子、大滝秀治、賀原夏子、下絛アトム、大和田獏、絵沢萠子、なべおさみ、伊佐山ひろ子、藤原釜足、中村たつ、日野道夫、桑山正一、蟹江敬三、清水のぼる
    室生犀星原作の今井正による二度目の映画化。脚本は成瀬版の水木洋子のものをそのまま使っているが、人気絶頂だった秋吉久美子、草刈正雄、池上季実子、それぞれの個性を引き出し、時代設定も70年代に変えている。秋吉は可愛らしく型にはまらない存在感で光輝いている。
    ©1976東宝

  • 『突然、嵐のように(86分/35mm)』

  • 突然、嵐のように(86分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1977年
    監督:山根成之
    出演:郷ひろみ、秋吉久美子、佐藤蛾次郎、中山麻理、石浜朗、大滝秀治、天津敏、千石規子、東てる美
    無軌道な生活を送る郷ひろみは交通事故がきっかけで看護婦の秋吉と知り合い、彼女の部屋にころがりこむ。その後、流産した秋吉の治療費のため仲間と恐喝を始めた郷はヤクザに脅され姿を消す。それから半年後…。やさぐれた郷ひろみと秋吉がすれ違い続ける和製ヌーヴェルヴァーグ風の一本。
    ©1977松竹株式会社

  • 『冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE-(115分/35mm)』

  • 冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE-(115分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1981年
    監督:鷹森立一
    出演:千葉真一、秋吉久美子、真田広之、岡田英次、あべ静江、川津祐介、尾藤イサオ
    元オリンピック選手の大学職員・千葉真一、女性ジョッキーを目指す秋吉久美子、医学部生・真田広之。偶然知り合った3人が不正入学金7億を略奪し、黒い組織とわたり合うアクション冒険映画。『冒険者たち』にオマージュを捧げた一本で、秋吉は千葉真一や真田のアクション合戦の中でも存在感を示している。
    ©東映

  • 『さらば愛しき大地(130分/英語字幕版35mm)』

  • さらば愛しき大地(130分/英語字幕版35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1982年
    監督:柳町光男
    出演:根津甚八、秋吉久美子、山口美也子、佐々木すみ江、蟹江敬三、矢吹二朗、中島葵、日高澄子、奥村公延、草薙幸二郎、猪俣光世、白川和子、岡本麗、志方亜紀子、石山雄大、港雄一
    柳町光男監督が茨城県鹿島の農村を舞台に、壊れゆく地域と家族と人間を描いた圧倒的傑作。弟の元カノ・秋吉に手を出したあげくシャブ漬けになり破滅していく男を演じた根津甚八の鬼気迫る演技(リアルに腕に針を刺してます)、場末のスナックで秋吉が歌うへたくそな『ひとり上手』。フィルムに焼きついた生々しい情感が観る者の心に焼きつく一本。
    ©プロダクション群狼

  • 『誘惑者(109分/35mm)』

  • 誘惑者(109分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1989年
    監督:長崎俊一
    出演:秋吉久美子、草刈正雄、原田貴和子、磯部勉、内藤剛志、織本順吉、石橋蓮司
    人格が入れ替わる秋吉久美子の演技の素晴らしさ! アッという間に彼女の人間関係に巻き込まれる精神科医の草刈正雄は刺されるはめになるが…。サイコホラーの傑作で、その後に多用される演出方法がほぼ全て網羅されている。日常が異常に侵食されていく恐怖が淡々と描かれているのも見事。黒沢清、芹明香も出ています。

  • 『インターミッション(112分/デジタル)』

  • インターミッション(112分/デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:2012年
    監督:樋口尚文
    出演:秋吉久美子、染谷将太、佐伯日菜子、奥野瑛太、香川京子、小山明子、水野久美、竹中直人、佐野史郎、中川安奈、寺島咲、ひし美ゆり子
    閉館前のシネパトスに総勢33人の俳優、監督、スタッフたち映画人に加え、様々な分野の人々が集まり、観客役などを演じた群像劇。劇場最後のロードショー作品として大ヒットした。支配人役の秋吉の「映画って何でもありなのよ」という台詞そのままのような、自由で映画館への想いが詰まった切ない作品。
    ©2013「インターミッション」フィルムパートナーズ

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