フルートを演奏する橋本環奈

『ハルチカ』の公開を記念したイベントが2月23日(木)に私立岩倉高校で行われ、W主演の佐藤勝利と橋本環奈が高校吹奏楽部とコラボ演奏を行った。

本イベントでは、全国の中・高校の吹奏楽部を対象に行った演奏動画投稿キャンペーン「来たれ、吹奏楽部!春の吹部勧誘バトルカップ」で見事「ハルチカ賞」を受賞した私立岩倉高校と、本作に演奏協力した柏市立柏高校の吹奏楽部が、本作でW主演の佐藤勝利&橋本環奈が映画のテーマソングをスペシャルコラボ演奏した。

イベントには、両校吹奏楽部の生徒116名が参加し、さらに岩倉高校吹奏楽部顧問の先生が指揮を振った。観客の生徒たちが見守る中で、吹奏楽部の生徒たちが緊張した面持ちで、映画のオリジナルテーマ曲である「吹奏楽のための狂詩曲第1番『春の光、夏の風』」の演奏。ホルンのソロパートで佐藤が、フルートのソロパートで橋本がそれぞれ登場し、演奏に花を添えた。

「撮影の時よりも緊張した」という佐藤は「泣きそうです」とコメントしながらもホッとした表情を見せ「皆さんが素晴らしすぎて、出るのが怖かったんです」と吐露。橋本も「(会場の)ドアの前でガクガク震えてました」とコメントした。佐藤は「みなさんがうまくて後押しされた」とも語り「吹奏楽っていいなって改めて思いました」と笑顔を見せた。橋本も「感無量」と表現し「116人の音が聞こえて後押しされた。一緒に演奏できてよかった」と笑顔で語った。

撮影時には猛特訓を行ったという二人だが、佐藤のクランクアップは自身が演奏するシーンだったといい「緊張感がすごかった。寒かったし音が聞こえづらかった」と苦労を明かした。橋本も「演奏は1曲なんですけど2日間で何回も演奏し続けたのが大変でした」と明かした。しかし、その撮影が終わった際に「勝利君がスタッフさんに『演奏していいですか?』と言ってくれて、撮影とは別にスタッフさんに向けて演奏した」と橋本が明かすと佐藤は「みんなにいい人って思われたくて」と笑いを誘う場面もあった。また、その演奏を見た市井昌秀監督は泣いていたそうで「その時に撮った映像を見てるってこの前言っていました」と明かした橋本は「楽器は大変だったけど、喜びも楽しかった思い出も楽器が関係している」と振り返った。

劇中では同世代のキャストとともにするシーンが多い本作だが、佐藤は「楽屋で練習するので、合宿みたいな感じ。みんなでチューニングしたり、『上を向いて歩こう』を練習して、そこで絆が深まった」と振り返った。さらに休憩中には“ジュースじゃんけん”を行ったといい「部長がやろうと言い出して、部長が負けて、ジュースを買ってくれました」と橋本が笑顔で明かすと、佐藤は「演奏してるか、ジュースじゃんけんしてるかでした」と振り返った。

また、多くの楽器が集まった会場を見た佐藤は「いろんな楽器がありますね」と感慨深げに見渡し、橋本は「金管楽器に挑戦してみたい」と言うと、佐藤は「ホルンは難しいんですけど、フルートの難しさも改めて感じた」とお互いの楽器の演奏を称えあう場面も。さらに佐藤は、やってみたい楽器を「フルート」と答え、理由については「前のほうに座れていいなと」と笑顔を見せ、橋本に「いつか交換します?」と提案してみせた。

最後に橋本は「みなさんと一緒に演奏できてすごく楽しかったし、まさに“吹キュン”だなと感じました」と挨拶し、佐藤は「さっき初めて合わせた。すごいことですよね」とこの日の演奏を振り返り「初めての映画が『ハルチカ』でよかったなと思います。劇場に“吹キュン”しにきてください」とメッセージを送った。

初野晴による大ヒット青春小説を佐藤勝利(Sexy Zone)と橋本環奈のW主演で実写映画化した本作。幼なじみの強気なチカと弱虫ハルタが、吹奏楽を通して気持ちをつなげてゆく純愛ストーリー。本作が映画初主演となる佐藤勝利はちょっと頼りないけど気が優しいホルン奏者という美男子・ハルタ、橋本環奈はハルタと幼なじみで少し気は強いがまっすぐで明るいフルート初心者の女子高生・チカを演じる。2人ともホルンとフルートは初挑戦だが、約4か月間の猛練習を経て見事な演奏を披露している。

橋本環奈

橋本環奈

橋本環奈


映画『ハルチカ』は2017年3月4日(土)より全国で公開!
監督:市井昌秀
原作:初野晴「ハルチカ」シリーズ(角川文庫)
出演:佐藤勝利(Sexy Zone)、橋本環奈/恒松祐里、清水尋也、前田航基、平岡拓真、上白石萌歌、二階堂姫瑠
配給:KADOKAWA
©2017「ハルチカ」製作委員会