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■キミは生きてる間に何キログラムのチョコレートを食べるだろう?(1)■ 2000/05/26

板チョコの包み紙を1万種類以上もコレクションした人がいる。それも全部、自分で食べた板チョコの包み紙だから驚いてしまう。仮に、毎日1枚ずつ、違った種類の、したがって包み紙の違う板チョコを食べたとして、1万枚=1万種類の板チョコを食べるには27年以上かかる計算だ。もちろん、日本のチョコレート・メーカーの包み紙だけはでない。世界中の国の、有名無名のメーカーの板チョコの包み紙(ラベル)を集めた。

この板チョコ・フリーク(板チョコ狂)の名前は森部一雄moribe kazuoという。職業はお医者さん。幼稚園児のころからチョコレートが大好き。それであだ名がチョコ坊。名古屋の染料問屋の一人息子に生まれた。長じて医者になり、染料問屋を継がなかったのは戦争が始まったためだろう。なにしろ、物資不足で染めようにも肝心の布が無くなっていたころだから。

1928(昭和3)年生まれの森部ドクターご自身の計算によると、5歳から食べ始めたとして68歳までには、1百28万と400g、約1.28トンの板チョコを食べたことになるという。その詳細はつぎのとおりだ。

  ・5〜10歳
50g/月×12カ月×
5年=
3,000g
・11〜16歳
0g/月×12カ月×
5年=
0g
・17〜21歳
50g/月×12カ月×
4年=
2,400g
・22〜62歳
2500g/月×12カ月×
40年=
1,200,000g
・63〜68歳
1250g/月×12カ月×
5年=
75,000g
   
 
合計
1,280,400g

11〜16歳が0gになっているのは、この期間が太平洋戦争の最中だったから。チョコレートどころか、毎日のご飯もろくにたべられなかった時期だ。
同じく17〜21歳の4年間、月に50g、つまり小さい板チョコ1枚しか食べられなか
ったのも、敗戦後でチョコレートの原料が輸入できなくて、国内生産が再開されていなかったからだ。この期間に森部ドクターが食べたのは、占領アメリカ軍の兵隊からもらったか、闇市に流れたものを手に入れたかのどちらかだったろう。

チョコヴィック・ジャパンが輸入販売している板チョコ「オリヘンウニコ」は1枚が80グラムだ。「オリヘンウニコ」を毎日1枚ずつ食べつづけて上記の数字に到達するには、約43年と10か月かかることになる。(以下次回につづく)

   
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