W杯ブラジルが負けたのはミック・ジャガーのせい?

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ミック・ジャガーが火曜日(7月8日)、ブラジルのスタジアムでワールド・カップ準決勝(ブラジル vs ドイツ)を観戦したが、ブラジルでは、この日同国のチームが負けたのはミックのせいだと彼を非難する声が上がっているそうだ。W杯には「ミックが応援するチームは負ける」とのジンクスがあるという。

◆ミック・ジャガー画像

この噂は、2010年の南アフリカ大会から出始めた。ミックは何度かスタジアムで観戦したが、それぞれの試合で彼が応援したイングランド、アメリカ、ブラジルのチームがことごとく敗れ、このときもブラジルでは、負けたのはミックが同国のシャツを着て応援していたせいだと言われた。

2014年は、彼がザ・ローリング・ストーンズの公演で「勝つだろう」と口にしたポルトガルやイタリアがグループリーグ敗退。試合当日、Twitterに応援メッセージを残したイングランドも敗れ、スタジアムで観戦しなくても、ミックがコメントしただけで負けるとまで言われるようになっていた。このジンクスはブラジルのニュースで取り上げられ、ネットを通じ瞬く間に広まっている。

単なる言いがかりや八つ当たりに過ぎないが、ブラジル人のミックの元恋人ルチアナ・ギメネズは、これに憤慨。「サイバーブリング(ネット上でのいじめ)はやめて」とのメッセージを出した。「ミックはサイバーブリングにあっている…。こういうイジメをする人達に“やる前に考えて”ってお願いしたい。小さなことのように見えるけど、ミックは私達と同じ人間なのよ。ブラジルの人達からこんな扱いを受けるようなことはしてないわ」

ミックはブラジル vs ドイツの試合を、ルチアナとの間に誕生した息子ルーカス(15歳)と観戦。ジンクスを気にしてか、ブラジルのシャツは着ておらず、イングランド・チームのキャップをかぶっていた。

Ako Suzuki, London
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