ノーベル賞の受賞メダルの形をしたチョコレート。ノーベルの横顔が浮かび上がる金色の紙で包まれている=古沢孝樹撮影
【ストックホルム=久保田裕】「せっかくだから、ノーベル賞にちなんだものがいいと思って」。ノーベル賞の授賞式をひかえた京都産業大の益川敏英教授(68)は公式行事でノーベル博物館を訪れた際、名物の受賞メダルの形をしたチョコレートを600個もお土産に買い込んだ。
ノーベルの横顔が浮かび上がる金色の紙で包まれ、色も形も本物のメダルにそっくりで、1個10スウェーデンクローナ(約110円)。02年に化学賞を受けた田中耕一さんもたくさん買って帰ったことで知られる。
益川さんは200個入りの大箱を3箱も購入。「店頭で見つけたとき、お土産にぴったりだと直感した。チョコを話題に、ノーベル賞についてみんなでワイワイ語ってもらえたらうれしい。でも、どうやって日本に持って帰るかな。日本に送れたらいいんだけど……」と益川さん。ダメなら、自分で手に提げて帰るつもりだという。