現在位置:asahi.com>ニュース特集>角界暴行問題> 記事 現役の時津海が引退し、時津風を襲名 「何も言えない」2007年10月09日20時07分 大相撲の序ノ口力士だった斉藤俊(たかし)さん(当時17)がけいこ中に急死した問題で、前師匠(元小結双津竜)が解雇された時津風部屋を9日、同部屋所属力士で西前頭7枚目の時津海(33)=本名・坂本正博、長崎県五島市出身=が継承した。
この日、日本相撲協会に力士の引退届を出すとともに、年寄「時津風」を襲名。協会の持ち回り理事会で承認された。現53部屋の師匠では最年少となる。 時津風部屋は前師匠が解雇された際、9日夕までに後継者を決めるよう協会から指示されていた。部屋関係者らが協議し、将来の後継者候補だった時津海が急きょ現役を引退して、襲名することになった。 記者会見した時津海は「斉藤君には本当に申し訳ない。二度とこのようなことがないように指導したい」と述べ、近く遺族を訪ねて謝罪する考えも示した。 斉藤さんが急死した当日は協会の行事で外出していた。急死問題について問われると「(死亡時のけいこを)自分は直接見ていないので分からない。何も言えない」と口を閉ざした。 PR情報この記事の関連情報 |