「私を信じてほしい」
「もちろん、あなたを信じますよ」
鳩山由紀夫首相は19日配信のメールマガジンで、13日の日米首脳会談でのオバマ大統領とのやりとりを改めて紹介し、首脳同士で信頼関係が築けたと自画自賛した。
メルマガでは、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題にからみ、日米関係について「不安や疑問の声が出ている」と厳しい現状認識を記した。しかし、首脳会談の目的は、オバマ大統領との「強い信頼関係をつくること」だったとし、故ケネディ元米大統領が書いた「勇気ある人々」の初版本をオバマ氏から贈られたことも明かした。
ただ、普天間飛行場の移設問題について、会談後の両首脳の発言は明らかに食い違っている。
首相はメルマガで、この食い違いには一切触れず、「どちらかが得をし、どちらかが損をするという結果にはならない。必ずや双方にとって良い結果が出る」と楽観的な見通しを示した。最後は「国民のみなさまにぜひ信じて頂きたい」と締めくくった。