あらゆる芸術ジャンルをカバーする多様な15学科（アートサイエンス学科、美術学科、デザイン学科、工芸学科、写真学科、建築学科、映像学科、キャラクター造形学科、文芸学科、放送学科、芸術計画学科、舞台芸術学科、音楽学科、演奏学科、初等芸術教育学科）が、広大なワンキャンパスに集結する大阪芸術大学。日本最大級の芸術教育拠点には最新鋭の設備が整い、創造力や人間力を身につけた卒業生を輩出している。写真学科・音楽学科の学びについて、最新のトピックと共に紹介する。
写真学科
芸術としての写真「ファインアート」分野と、広告商業写真「プロフェッショナル」分野の双方から写真表現の可能性を探りつつ、バーチャルリアリティなど最新の動画撮影にも取り組む「映像表現」分野の学びも充実。最先端の技術習得と同時に、銀塩写真を含む古典技法が学べる全国でも特殊な環境だ。
近年、表現の可能性や活躍の場が広がる「水中写真」や「ドローン」撮影の分野にも強みを見せる。水中写真はダイビングライセンス取得からスタートし、希望者は和歌山・白浜の海でのワークショップに参加して最新テクニックを学ぶ。2022年に国が操縦免許制度を導入（予定）するドローンは、免許取得に必要なスキルや知識が身につくカリキュラムを展開する。高精細な8K映像に対応した編集機材やカメラも完備され、撮影した映像を全天周映写できるドームを備えるなど、屈指の設備で最先端映像の世界を追究できる。
いずれの分野も第一線のクリエーターが教鞭をとる。その一人、大平貴之客員教授は、プラネタリウム界に革命をもたらした存在として知られる。肉眼では見分けられない星の一粒一粒を鮮明に映し出すプラネタリウム投影機「MEGASTAR」や、光学式プラネタリウムで世界最多となる10億個以上の恒星を投影する超精密恒星原板「GIGAMASK」の生みの親で、文部科学大臣表彰科学技術賞など数々の賞に輝いたプラネタリウム・クリエーターだ。授業では実験ドームにプラネタリウムを投影し、星や夜景など暗い対象を撮影するテクニックも解説。「大きな宇宙から私たちを見つめ直すことが、日常の課題解決のヒントになり、真の豊かさにつながる」と話す大平客員教授のもと、世界有数の技術を体得できるチャンスが広がる。
音楽学科
最新システムを駆使して音楽を実制作する「音楽・音響デザインコース」と、学校や地域で活躍する指導者を育てる「音楽教育コース」から構成される音楽学科。独自のメソッドで音楽基礎を指導し、音響デザインやサウンドアートなど業界の最新トレンドも幅広く学ぶ。音楽プロデューサー、音響エンジニア、教育界など多様なジャンルで力を発揮できる音楽人を育成する。
このたび、現役作曲家で音楽プロデューサーの高田耕至教授が学科長に就任。「スーパーニューな音楽人になれるまで育て上げます」と意気込む。音楽を語る上で欠かせない著作権への知識を深めたり、見えない実体力である「プロデュース」はどこに介在する力なのかを理解するといった新たなアプローチがカリキュラムに組み入れられるという。「大好きな音楽でどう社会に貢献していくか、一緒に考えていきましょう」とメッセージを送る。
アーティストから作曲家、教育者まで、音楽に携わる多彩なプロフェッショナルが指導にあたる。“空間的作曲”という今までにない手法で、音の可能性と聴覚体験を探究するのが、音楽家でサウンドアーティストのevala客員教授だ。「インビジブル・シネマ（耳で視る映画）」をコンセプトにして上演した「Sea,See,She－まだ見ぬ君へ」は、音によって鑑賞者各自の内側から情景を立ち上がらせる試みで話題となり、第24回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞した。実験ドームでは、evala客員教授による実践的プロジェクトがスタート予定だ。新作公演に向けた機材の設置や調整、作曲に立体音響の制作など、新時代の音づくりにおいて最も注目されるアーティストの制作現場と作品づくりのプロセスを、間近に見て学べる。
2021年度開催日程（どちらも事前申込制として、来場人数を限定して開催しております。）
●オープンキャンパス
7月25日（日） 8月29日（日）
●体験入学（高校生限定）
8月8日（日） 10月24日（日）
総合型選抜入学試験（1期）・一般選抜入学試験（1期）の入学検定料が半額に！※
※要事前登録
オープンキャンパスの申込は
https://www.osaka-geidai.ac.jp/nyusi/opencampus
体験入学の申込は
https://taiken.osaka-geidai.ac.jp/
※6月・8月の体験入学 受講修了者は総合型選抜入学試験（1期・2021年9月実施）の入学検定料が半額になります。10月の体験入学 受講修了者は一般選抜型入学試験（1期・2021年11月実施）の入学検定料が半額になります。内容は状況により変更または中止になる場合があります。