【9月3日 AFP】(更新)中央アジアの旧ソ連構成国ウズベキスタンで25年以上にわたり強権支配を続けていたイスラム・カリモフ(Islam Karimov)大統領が2日、死去した。78歳だった。同国政府が国営テレビを通じて発表した。

 カリモフ氏は先週末、脳出血に見舞われたと伝えられており、死去の事実を当局が隠しているのではないかという臆測がここ数日間にわたり飛び交っていた。政府によると、同氏は2日午後8時55分(日本時間3日午前0時55分)に息を引き取った。葬儀は地元のサマルカンド(Samarkand)で3日に執り行われる。

 同国がソ連から独立した1991年をまたいで政権を握り続けたカリモフ氏は、人権団体から反対派を暴力的に弾圧しているとの批判を繰り返し受けていた。後継者の人選についての見通しは不透明で、ウズベキスタンはソ連崩壊後で最も不安定な時期に直面している。(c)AFP