【1月2日 AFP】英国の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は1日、シリアで続く内戦による2014年の年間死者数は7万6021人で、2011年3月の戦闘開始以降で最多となったと発表した。

 シリア内戦は、複数の戦線を持つ紛争へと発展しており、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」などのイスラム過激派が台頭する要因となっている。

 シリア人権監視団によると、2014年の死者のうち1万8000人近くが一般市民で、うち3501人は子ども。死者の大半は戦闘員で、そのうちの1万7000人がイスラム過激派メンバー、1万5747人が反体制派、2万2627人が政府軍の兵士と民兵だった。(c)AFP