【8月4日 AFP】2013年に米領グアム(Guam)で観光客らが切りつけられるなどして日本人3人が死亡し11人が負傷した無差別殺傷事件の裁判で、グアムの陪審は4日、チャド・ライアン・デソト(Chad Ryan De Soto)被告(22)に有罪の評決を下した。

 事件は2013年2月12日夜、グアムの繁華街タモン(Tumon)を歩いていた通行人らに車で突っ込んだ後、車を降り、両手に持った刃物で次々と日本人観光客らを切り付けたもの。日本人観光客3人が死亡、生後8か月の乳児や3歳児を含む11人が負傷した。

 デソト被告は3件の殺人と11件の殺人未遂の罪で起訴されたが、精神疾患を理由に無罪を主張していた。だが7週間におよんだ公判の後、陪審は被告に有罪の評決を下した。量刑は9月25日に言い渡されるが、デソト被告には仮釈放なしの終身刑が言い渡される可能性がある。(c)AFP