【3月28日 AFP】国際バレーボール連盟(The International Volleyball FederationFIVB)は27日、2012年ロンドン五輪の女子ビーチバレー競技で、これまで標準としていたビキニだけではなく、ショートパンツでのプレーを認めることを発表した。

 FIVBが新たに導入した衣服の規定は、各国の文化や宗教上のルールを考慮し、女子ビーチバレーが広く受け入れられるために制定され、今後は袖が付いた上着とショートパンツでのプレーも許可される。

 今回の規定変更に関してFIVBのリチャード・ベイカー(Richard Baker)氏は、ビーチバレーやビキニから連想されるセクシーなイメージを払拭するために新規定を取り決めたわけではないと語っている。

 これまでも天候などの状況に応じてビキニ以外の衣類着用を許可してきたと話すベイカー氏は、「選手たちには、ビキニかボディースーツの選択肢があった。宗教上または文化的な問題をクリアするためにその選択肢を増やし、多くの国がビーチバレー競技に参加しやすいものにした。新しい規定はすでに効力を持っており、ロンドン五輪にも適用される」と説明している。

 ロンドン五輪のビーチバレー競技は、デービッド・キャメロン(David Cameron)首相が住むダウニング街10番地(10 Downing Street)の首相官邸や、政府機関の多い地域に隣接しているロンドン市内のホースガーズ・パレード(Horse Guards Parade)で行われる。(c)AFP