先週末(19日・20日)、オーストリアのラムソウで行われた女子ジャンプのコンチネンタルカップで、14歳の高梨沙羅選手(上川中学校)が初の優勝、初の連勝、そして史上最年少優勝(これまでは15歳が最年少記録だった)の快挙を達成した。
高梨選手は20日の1本目、ジャンプ台記録となる102m(HS-98m・K-90m)の記録まで作り、まさに絶好調。ラムソウの前に行われたザコパネ(POL)大会でも2連2位と、初優勝も時間の問題と見られていたが、翌週にきっちり回答してくれた。
これで世界選手権大会前の大会は終了、22日からオスロ(NOR)で開催される世界選手権大会に乗り込むことになるが、コンチネンタルカップでのコンディションを持ち込んで、女子ジャンプ「初の快挙」に挑んでもらいたいものだ。
なお、20日大会では、1位高梨、7位葛西賀子(日本空調サービススキーチーム)、8位渡瀬あゆみ(神戸クリニックスキー部)、9位伊藤有希(下川商業高等学校)と出場4選手が10位以内に入る活躍だった。
102mのジャンプ台レコードを樹立した時の高梨選手。美しい放物線はラムソウのギャラリーをどよめかせた
2日連続で表彰台の一番高いところに立った高梨選手だが、大きさの違いに注目が…
3選手が6位以内入賞を果たし、記念撮影。左は4位の渡瀬、右は6位の伊藤選手
ラムソウ入りしてめざとくオーストリアのトップジャンパー、アンドレアス・コフラー選手を発見。めでたく記念撮影。左から高梨、葛西、渡瀬の3選手
Ran | Name | Nat | 1st | 2nd | Jud.Point | Total |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 高梨 沙羅 | JPN | 88.5m/57.0 | 93.0m/66.0 | 54.5/56.5 | 234 |
4 | 渡瀬あゆみ | JPN | 88.5m/57.0 | 87.0m/54.0 | 54.0/53.5 | 218.5 |
6 | 伊藤 有希 | JPN | 85.0m/50.0 | 85.5m/51.0 | 50.0/51.0 | 206 |
12 | 葛西 賀子 | JPN | 81.5m/43.0 | 83.5m/47.0 | 50.5/51.5 | 192 |
Ran | Name | Nat | 1st | 2nd | Jud.Point | Total |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 高梨 沙羅 | JPN | 102.0m/84.0 | 93.0m/66.0 | 47.5/53.5 | 251 |
7 | 葛西 賀子 | JPN | 86.5m/53.0 | 87.0m/54.0 | 52.5/53.5 | 213 |
8 | 渡瀬あゆみ | JPN | 87.5m/55.0 | 84.5m/49.0 | 53.5/52.5 | 210 |
9 | 伊藤 有希 | JPN | 85.0m/50.0 | 83.5m/47.0 | 53.0/52.0 | 202 |