報道発表資料 [2009年4月掲載]

芸能人の肺結核の発生に伴う接触者調査、健康診断および健康相談の実施について

平成21年4月6日
福祉保健局

 平成21年4月3日に、都内の総合病院で受診した29歳女性が肺結核と診断され、入院しました。患者は全国のテレビ局などで芸能活動を行っていたことが判明し、東京都は、感染拡大の防止のために、関係自治体と連携して、接触者調査および健康診断を実施することとしましたのでお知らせします。
 また、東京都に、本件に関する電話相談窓口を設置いたします。テレビ局のスタジオや劇場などでの感染がご心配な方は、東京都電話相談窓口もしくは最寄の保健所にご相談下さい。(東京都の相談窓口は4月15日(水)17時をもって終了いたしました。)

実施するおもな内容

  1. 保健所による接触者調査
    患者が他の人に感染させる可能性があった期間に、室内等で患者と長時間にわたり会話するなどの濃厚な接触があった方々を特定します。
  2. 健康診断
    調査の結果、感染する可能性があると特定された接触者の方々に対して、適切な時期に保健所等で健康診断を行います。
  3. 電話相談窓口の設置(東京都の相談窓口は4月15日(水)17時をもって終了。)
    都庁内に電話相談窓口を設置します。

結核について

 肺結核を発病すると、咳や痰、微熱などが持続しますので、これらの症状が2週間以上続く場合には早めの受診が必要です。
 結核の感染は、結核菌が患者の咳やくしゃみで空気中に飛び出し、それを肺の中に吸い込むことにより起こります。感染しても全員が発病するわけではなく、発病するのは10人に1人か2人といわれています。
 結核は、症状に応じて入院または通院で治療を受けますが、決められた期間、欠かさずきちんと薬を服用すれば治癒します。

パンフレット(PDF形式:1.1MB)

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部感染症対策課
 電話 03−5320−4485