ダーウィン図書館

Array回「密着!ラッコのぷかぷか生活」

【総合・地上デジタル】

おなかに乗せた貝を、石を使って豪快に割るラッコ。大きさは1メートルほど。愛くるしい顔をもった、海の人気者です。ほ乳類のなかで唯一、一生のほとんどを海に浮かんで過ごします。
ラッコの食生活は豪華そのもの。カニやウニ、アワビなど贅沢な海の幸を一日10キロも食べまくります。さらに、食事のあとはあおむけに浮かんでぷかぷかお昼寝三昧。一見お気楽そのものに見える暮らしですが、苦労も多いんです。波に流されないよう海藻を体に巻きつけたり、毛づくろいに1日5時間近くも必要だったり、魚を捕まえるのが実は苦手だったり……
特に、出産も授乳もすべて海上で行う子育ては大変です。隠れる場所がまったくないため、母親が子どもに食べものを渡す瞬間、カモメが子どもを襲撃!まだ速く泳げない子どもは、カモメの攻撃から身を守るすべがありません。母親はカモメに立ち向かい、必死に子どもを守り抜きます。

今回の舞台は、アメリカ、カリフォルニアのモントレー湾沿岸。長さ60メートルもあるコンブ・ジャイアントケルプがうっそうとした森を作り上げ、ラッコやアシカなど海のほ乳類を始め、無数の生きものが集います。この豊穣の海を舞台に、ぷかぷか生活の達人、ラッコの知られざる暮らしに迫る新伝説です。

放送予定

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