【与那国】7月に与那国町と姉妹都市・台湾花蓮市を結ぶ国際チャーター便が初めて運航される。7月4―6日に与那国島で行われる「国際カジキ釣り大会」に合わせて台湾の航空会社「復興航空公司」(本社・台北市)が運航する。花蓮から蔡啓塔(ツァイチータ)市長や魏木村前市長、観光客ら70人が与那国入りした後、与那国の町民らを乗せて花蓮に飛ぶ。昨年10月に与那国から初の海外直行便(台北行き)が飛んだが、双方向での国際チャーター便運航は初めて。
両自治体は1983年に姉妹都市を締結し、昨年10月に姉妹都市25周年記念訪問団が台北経由で花蓮市を訪問。外間守吉与那国町長と蔡啓塔花蓮市長が協力しながら自立に向かう「自立自治生活共栄圏」を発表した。
与那国町は、2005年4月に地域間交流特別区の実現などを目指す「自立・自治宣言」を発表しており、今回の直行便就航に町は「東アジア経済圏の拠点として自立する与那国島の確立に向けた確かな一歩だ」と喜ぶ。また台湾から与那国入りする70人のうち、35人は5日に石垣島へ。町は「与那国が台湾からの窓口となる可能性を秘めている」と話す。
与那国からのツアーは、4日午後に与那国空港を出発し、同日夜に花蓮市主催の歓迎晩さん会に参加。5、6日は自由行動で7日に帰国。68人を募集する。3泊4日で4万9800円。問い合わせは町国境交流促進プロジェクト班0980(87)2241。
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