「第62回NHK紅白歌合戦」(後7・15)が12月31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、サッカー女子ドイツW杯を制した沢穂希(33)、川澄奈穂美(26)ら日本代表「なでしこジャパン」の選手7人が開会宣言した。
審査員席でなでしこを率いた佐々木則夫監督(53)が見守る中、白組司会・嵐の櫻井翔(29)の呼びかけで、7人は所属するINAC神戸の“紅白”ユニホーム姿でステージに登場。
川澄が歌について「サッカーと同じく1人1人の心を通じ合わせてくれる大切な存在。そして明日への力をくれる元気の源です」と語れば、沢は今夏のロンドン五輪に向けて「皆さんの歌からパワーをもらって、オリンピックでは絶対負けないように私たちのプレーで皆さんに元気を届けたい!!」と、自らの思いを交えて高らかに宣言した。
また、前半戦を人気子役、芦田愛菜(7)と鈴木福(7)が「マル・マル・モリ・モリ!」を元気いっぱいに歌い踊れば、後半戦では歌手の長渕剛(55)が東日本大震災の被災地、宮城・石巻市立門脇小学校のグラウンドから中継で出演。津波被害による火災のため廃虚と化した校舎をバックに、鎮魂歌の未発表曲「ひとつ」をギターかき鳴らして絶唱。
サッカー選手から子役、少女時代らK−POP勢、大物歌手まで多彩な面々で盛り上げ“復興紅白”を大成功させた。
(紙面から)