首相と幹事長が合意した「新体制」の真意は?迷走を続けた今国会の会期延長問題は、21日夜になって政府・民主党が延長幅を70日間とする案を決めた。 ただ、首相が意欲を示す2011年度第3次補正予算案について首相と党執行部の双方が都合よく解釈できる余地を残したことで、新たな混乱の火種となる可能性もある。 「僕が野党なら、こんなデタラメな文言は受け入れられない。内閣改造すればOKという言い回しでしょ」 民主党執行部に批判的な同党議員は21日夜、首相と岡田幹事長ら党執行部が合意した会期延長をめぐる文書で、3次補正の扱いを「新たな体制の下で検討を本格化させる」と表現したことを強く批判した。 「新たな体制」とは、執行部の立場からは「新たな首相」のもとで3次補正を編成すると解釈できる一方、首相から見れば、「内閣改造などで現在の体制を刷新した新体制」と受け取ることも可能だからだ。 首相と岡田氏が“玉虫色”の表現を選んだのは、22日の会期末を目前に控え、首相に退陣時期の明確化を求める岡田氏ら党執行部と、これを拒む首相とのせめぎ合いに何らかの決着を付けざるを得なかったからだ。 (2011年6月22日07時23分 読売新聞)
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