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ウィキリークス:米公電暴露 北朝鮮がクラプトン公演希望 「総書記次男がファン」

 【欧州総局】西洋音楽の国内流布を禁じている北朝鮮政府が07年、英国の人気ロック歌手、エリック・クラプトンさんのコンサートを平壌で開催できるよう、在韓米大使館に調整役を依頼していたことが、内部告発サイト「ウィキリークス」の暴露した米外交公電で分かった。英紙ガーディアン(電子版)が11日伝えた。

 公電は金正日(キムジョンイル)総書記(68)の次男、正哲(ジョンチョル)氏(29)が大のクラプトンファンであることを指摘。コンサートは「米朝間の友好親善に役立つ」と、本国に前向きな働きかけをしているが、これまでに実現していない。クラプトンさんの広報担当者は「世界中から公演依頼があるが、北朝鮮との契約は全くない」と否定した。

 北朝鮮は当初、米大使館に対し、翌08年に予定しているニューヨーク・フィルハーモニックの平壌公演に言及しながら、クラプトンさんのコンサートも含めた「文化交流は米朝の相互理解を促進する手段である」と、仲介を持ちかけたという。

毎日新聞 2010年12月13日 東京夕刊

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