滑走路にウラン放置、カダフィ氏指示…ウィキ【ロンドン=大内佐紀】リビアの最高指導者カダフィ氏が昨年、高濃縮ウラン5・2キロ入りの容器を首都トリポリ近くの核施設敷地内にある滑走路上に放置するよう指示していたことが、内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した米政府の外交公電でわかった。 英ガーディアン紙が4日報じたもので、米政府は、放射能漏れによる環境汚染や容器がテロリストに渡ることに神経をとがらせていたという。 カダフィ氏は昨年9月、国連総会出席のためニューヨークを訪れた際、宿泊用のテント設置を地元当局に断られたことを不満として、この挙に出たという。容器は本来、リビアが核開発を放棄した際の米国などとの協定に基づき、ロシアに空輸されることになっていた。 事態は1か月後、クリントン米国務長官のメッセージを受けたカダフィ氏が機嫌を直して収拾した。 (2010年12月4日20時10分 読売新聞)
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