６日午前０時１０分ごろ、安鍾範（アン・ジョンボム）前青瓦台（チョンワデ、大統領府）政策調整首席秘書官（５７）とチョン・ホソン前付属秘書官（４７）に対する逮捕状が発給された。

ソウル中央地裁は「犯罪事実が明らかになり、逮捕の理由と必要性が認められる」と明らかにした。

安前首席秘書官は職権乱用権利行使妨害と強要未遂容疑、チョン前秘書官は公務上秘密漏洩容疑がそれぞれ適用された。


２人は朴槿恵（パク・クネ）大統領と崔順実（チェ・スンシル）氏をめぐる２つの疑惑を解明するカギをそれぞれ握っている。

安前首席秘書官はミル財団とＫスポーツ財団に企業が数百億ウォンの出資金を出すよう圧力をかけた容疑を受けている。朴大統領が募金を指示したのかどうかがカギだ。

「最側近３人組」の１人であるチョン前秘書官は「青瓦台文書流出」の当事者と指摘されている。

チョン前秘書官は２０１３年の政権発足後、崔氏に朴大統領の演説文をはじめ外交・安保・経済関連の秘密文書を渡した容疑を受けている。

チョン前秘書官のほかにも青瓦台関係者の介入がなかったか、朴大統領の指示があったかを明らかにするのが事件の核心だ。